【明日への扉】山中和紙職人 〜 自然に寄り添い 伝統を漉く 〜
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岐阜県最北端に位置する飛騨市河合町は、冬の積雪が2mを超えることもある豪雪地帯だ。この地で、昔から変わらぬ水音がある。

およそ800年にわたって続く伝統工芸品・山中(さんちゅう)和紙の紙漉きだ。

山中和紙の原料は楮(こうぞ)のみ。強い繊維の楮を使うことで薄くて丈夫になり、かつ温かみのある風合いが生まれる。
飛騨の山深い土地で作られてきたことからその名がついたという、山中和紙。

この土地の冬の風物詩のひとつが「雪晒し(ゆきさらし)」だ。
太陽と雪の力で楮を白くさせることで、美しい和紙に仕上がる。こうして自然と寄り添いながら山中和紙は作られてきた。
大正9年には紙漉き農家は97戸にものぼったそうだ。しかし、現在、貴重な技を受け継ぐのはわずか2人しかいない。
そのうちの1人が、長尾隆司(ながお・たかし)さん。職人になって13年だ。

山中和紙との出会いは、ベテラン職人・清水忠夫(しみずただお)さんの仕事をボランティアで手伝ったことだった。
人手が足りておらず、清水さんが高齢だったのもあり、徐々に紙漉きの仕事を手伝うようになったという長尾さん。「面白い仕事だな」と思ったという。
そしてやがては清水さんの背中を追い、後を継ぐことを決意した。紙漉き道具も譲り受け、技術はもちろん職人としての心構えも学んだ。
師匠としての清水さんは「大分優しかったのかなと思います」と長尾さんは話す。「後継者がいなくてずっと探していたので、すごく嬉しそうではありました」。

長尾さんは今、清水さんたち山中和紙の職人が昔から行ってきた方法を守り続けている。
簀桁を縦横巧みに動かし紙を漉く。一枚、また一枚、山中和紙が漉き上がっていく。この土地で数百年変わらず続く伝統を、次の時代へ──。
長尾さんがその手で開く明日への扉とは?
続きは、ディスカバリーチャンネル放送から。
~at home presents明日への扉~
ディスカバリーチャンネルにて毎月第3木曜日 19:30~20:00、再放送は翌々週の日曜日 08:30~09:00に放送中
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Text by Discovery編集部