マイ・ラブ スーパースター

TV番組の収録でのトラブルから、所属会社は辛辰の処遇を検討し、その中で、辛辰の代わりに若手の馮微涼を売り出し、イメージの回復を計ろうとする。その頃、路昕は、香港の曹会長から、辛辰との交際をやめることを条件に、株式の譲渡を提案される。そして、辛辰は起死回生のミッションとして、人気歌手、安小嶼の獲得に動き出す。

艾柯に安小嶼を引き入れるため、辛辰はチケットを入手し、安小嶼のファンミーティングに乗り込む。その夜、安小嶼は辛辰と夕食を共にし、安小嶼は、改めて艾柯に移籍する気はないと断るが、その場を雑誌記者に写真を撮られてしまう。説得に失敗した上に、写真を撮られた辛辰は困り果てるが、そんな時、温良から、ある提案をされる。

辛辰は、路昕との思い出に、切ない思いを抱きつつ、新たな人生を歩むことを宣言する。別れを告げられた路昕は、辛辰を引き止めつつも、辛辰の代わりに新しく売り出す馮微涼のこともあり、歯切れが悪い。その頃、あるイベントに、安小嶼と馮微涼が出演するが、辛辰と路昕も、それぞれ付き添って一堂に会す。そして、会場では…。

辛辰は安小嶼を獲得する目的で、安小嶼のマネージャーとして働き始める。しかし、辛辰を快く思わないＳＬの社員が、辛辰をだまして失敗をさせる。辛辰は、社員と対立するが、その事実を知った安小嶼は、ある行動に出る。一方、路昕は、馮微涼を第２の辛辰として売り出すのに必死だが、馮微涼は路昕のプロモーションに異議を唱える。

公演を目前に控え、安小嶼は準備に追われ、辛辰も、安小嶼の管理をエルザに任されて、マネージャーの仕事も板についてきた。そんな折、安小嶼の元に、ファンからの贈り物が届く。安小嶼の代わりに辛辰が明けようとすると異臭がした。その夜、安小嶼は久しぶりに昔のバンド仲間と酒を飲む。そこに馮微涼も１人で飲みに来ていたのだが…。

安小嶼は、公演中に突然声が出なくなってしまう。病院で診察を受けると、何らかの物質を摂取したために起こった、喉の損傷と診断される。辛辰は、自分が渡した水のボトルが疑われ、潔白を証明しようとする。一方、安小嶼の声のトラブルを知ったSLの呉尺は、窮地に陥った安小嶼と辛辰を利用し、艾柯に共同出資を提案し、儲けをたくらむ。

安小嶼の喉の調子は、薬の服用や、リハビリにも関わらず遅々として改善しない。安小嶼の不調は、スポンサーの知るところとなり、特別協賛の契約は解除すると言われてしまい、安小嶼は自暴自棄になる。その頃エルサは、呉尺の意向を受け、シートマスクのイベントのアンバサダーだった安小嶼を降板させ、艾路威に任せると伝える。

公演が差し迫り、安小嶼の喉は、契約の３曲を歌うことができない状況だった。エルサは、安小嶼に、口パクで歌うよう指示する。安小嶼と辛辰は反対するが、やむなく口パクで歌うことを承認する。順調に公演が進む中、アクシデントが起こり、安小嶼の口パクがバレてしまう。その頃、艾路威のファンが、艾路威の前に現れ、ある告白をする。

安小嶼は、歌えない以上、契約破棄をするという。そこに安小嶼の父親が現れ、巨額の違約金の肩代わりを条件に、芸能界の引退を迫る。安小嶼は、一度は拒否するも、辛辰を女優として再起できるよう働きかけてくれれば、芸能界を引退すると言い、安遠鎮に逃避する。その頃、安小嶼を見限ったエルサは、艾路威の売り込みに必死になる。

安遠鎮に逃避中の安小嶼の後を追い、彼の家に着いた辛辰だったが、安小嶼は芸能界に戻る気はないと、辛辰を追い返してしまう。困った辛辰は、ちょうど撮影に来ていた温良に相談する。安小嶼をよく知る温良は、安小嶼の意外な過去を辛辰に伝え、再起させてほしいと頼む。その頃、辛辰の友人の柯有容は、沃格雑誌社の編集長に大抜擢される。

辛辰は安小嶼に内緒で、サプライズのファンミーティングを準備する。もう歌は歌えないと、安小嶼は辛辰にいらだつが、集まったファンの前で素直な気持ちを吐露して歌い、ファンを喜ばせる。再起することを決めた安小嶼は、父親の元へ行き、金銭的な支援を断るが、ＳＬに支払う違約金に困ってしまう。そんな折、辛辰が家を売ってお金を作る。