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【明日への扉】心に響く花火を打ち揚げたい〜日本一を目指す若き花火師~

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(以下は2017年3月に放送されました)


ドーーーン…!

胸を揺さぶる轟音とともに夜空を彩る打ち揚げ花火。


菊花のごとく幾重にも光の花弁を広げていくもの、柳のごとく細く長くたなびくもの。千差万別の美しさを誇る日本の花火は、世界一の芸術とも称される。



そんな芸術的な花火を眺めながら、どのように作られ、どのように打ち揚げられているのか、その舞台裏に興味を持ったことはないだろうか?


打ち揚げ花火をひとつ作るのに、数週間から大きいものでは数ヶ月かかるという。その工程を一から追った今回の密着取材から、普段見ることのない花火の舞台裏を垣間見ることができる。


日々花火と向き合い、より完璧な作品を求めて試行錯誤したり、新しい創作に取り組んでいるのが花火師である。職人であると同時に芸術家でもある。


火薬を使っている以上、花火師の仕事は常に危険と隣り合わせだ。火薬の配合を行う際は、静電気ひとつで大爆発を起こしかねず、ひときわ神経を尖らせるという。


「今、こうして生きていること自体、運がいいのでは…と思う時もあります。そういうリスクを負ってでも、きれいな花火を作りたいと思いますね」と語るのは、花火師になって6年目を迎えた今野祥さん(29)だ。



今野さんは「花火のまち」として知られる秋田県仙北市に生まれた。小学生の時に始めたアルペンスキーで、インターハイに出場するほどの技量を磨き上げた。その特技を活かしてスキーの指導員として働くかたわら、夏のアルバイトとして始めたのが花火の仕事だった。


初めて花火の打ち揚げ現場に行った時、観客席から地響きのように伝わってきた歓声に感動を覚え、その瞬間「見る側ではなく見せる側になりたい」と花火師になることを決意したのだそうだ。


今野さんの師匠・齋藤健太郎氏は、代々続く花火師の家で生まれ育ち、実の兄・新山良洋氏とともに「大曲の花火大会」に出場している全国屈指の花火師である。


大曲の花火、正式には「全国花火競技大会」は、日本一の称号である内閣総理大臣賞を決める権威ある大会だ。全国に200ある花火製造業社のうち技術が認められた28社のみが出場を許され、花火師自らの手で渾身の作品を打ち揚げて勝負を挑む。


第90回全国花火競技大会では、齋藤氏と新山氏が打ち揚げた花火が創造花火の部で準優勝という好成績を修めた。


続く秋に開催される「秋の章」のテーマは、花火では色を出すことが難しいとされる「青い花火」。この大会で、なんと今野さんがフィナーレの演出を任されることになった。


花火師が数ヶ月かけて作った花火は、わずか数秒で燃え尽きてしまう。そのわずか数秒にかける花火師の思いとは…?



続きは、ディスカバリーチャンネル放送から。



~at home presents明日への扉~

ディスカバリーチャンネルにて毎週金曜、夜10時53分から放送中。

明日への扉公式ページはこちらから。

https://www.athome-tobira.jp/


Text by Discovery編集部

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