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【明日への扉】機能性と美しさを併せ持つ究極の茶筒~京都の老舗『開化堂』が世界に誇る日本の職人技の髄~

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魔法のようにひとりでに閉まる茶筒がある。


蓋をそっとかぶせて手を離すと、蓋の重みだけですうっと閉じていく。開ける時も片手で蓋を持ち上げられるので、とても使い勝手がよい。


その秘密は優れた気密性だ。髪の毛の太さほどの誤差さえ許さない職人技が、茶筒と蓋のあいだに絶妙な隙間を作り出している。


蓋が閉まると同時に空気を外に押し出すので、単に使い勝手がよいだけではなく、湿気や日光を遮断する機能性を追求した究極のかたちに仕上がっているのだ。



この究極の茶筒を140年以上も作り続けているのは、京都府に拠点を構える開化堂。日本一古い茶筒の専門店だ。


明治8年(1875年)の創業当時から職人たちがひとつひとつ丹精を込めて作り上げている。言葉では伝えきれないその妙技は、師匠を見習って感覚的に身に着けていくしか体得する術はない。


開化堂の茶筒について、「初代が作った段階でほぼほぼでき上がっているんです。手の加えようがない、完成された状態で作り続けている」と話すのは、茶筒職人として日々切磋琢磨している石場亮輔さんだ。



愛知県出身の石場さんは、もともとプログラマーを目指していた。やがて職人への憧れが膨らみ、地元の大学を卒業後、京都で金属工芸を学んだ。そしてその土地で出会った開化堂の茶筒に魅了され、茶筒職人の道を選んだという。


開化堂の茶筒は、その高い気密性と使い勝手のよさに加えてミニマルな美しさが欧米でも高く評価されている。


一目見たら欲しくなってしまうような美しい伝統工芸を世界に発信する開化堂――なかなかお目にかかれないその完璧な職人技を、ぜひご覧いただきたい。


続きは、ディスカバリーチャンネル放送から。

 

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Text by Discovery編集部

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