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【明日への扉】純銀の優美な曲線に魅了されて~職人技の神髄を極めた秋田銀線細工

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秋田と聞いてまず思い浮かべるのは、冬の深い雪に覆われた一面の銀世界かもしれない―。しかし「銀」といえばもう一つ、秋田には江戸時代から続く「銀」の技が受け継がれているのをご存じだろうか。


かつて秋田藩は積極的に銀鉱山を開発し、日本最大の銀の産出量を誇る「銀の都」と呼ばれるまでになった。その銀の資源を大切に使いながら育まれてきた伝統工芸が今回ご紹介する「銀線細工」だ。



銀線細工は1ミリにも満たない純銀の線をすべて手作業で立体的に組み立てていく宝飾技術。純度99.9%のしなやかな銀線をミリ単位で調整しながら「平戸」と呼ばれる渦巻き模様に巻き、デザインに合わせて優美な曲線に整えていく。線が面を形成し、面同士が接合されて立体的なモチーフへと華麗な変貌を遂げる。


レースのように繊細なつくりに純銀ならではの輝きが宿り、ため息がでるほど美しい。しかし、その職人技を次世代に伝えるのは容易ではなく、現在は銀線細工の後継者不足が深刻化している。


そうした中、佐藤房雄さん(38)は期待の新星と言えるだろう。銀線細工職人の道を志して18年目を迎えた現在、独立した工房を構えて意欲的に制作活動に取り組んでいる。



佐藤さんが銀線細工の作品と初めて出会ったとき、ほかのシルバーアクセサリーにはない新鮮さに魅了されたそうだ。金属とは思えないほど繊細であたたかみのあるフォルムは、たしかにほかの金属加工品に類を見ない。


線の一つ一つに技と想いが込められた銀線細工―その可能性はまさに無限といえよう。

 

続きは、ディスカバリーチャンネル放送から。

~at home presents明日への扉~

ディスカバリーチャンネルにて毎週金曜、夜10時53分から放送中。

明日への扉公式ページはこちらから。

https://www.athome-tobira.jp/

 

Text by Discovery 編集部

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