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自然に学べ!バイオミミクリー・ラボ

生き物の機能や生態にヒントを得て開発された革新的技術やハイテク機器、発明品を子ども目線で楽しく紹介する新シリーズ!

ウミガメが産卵場所に戻ってくる行動と同じような仕組みのナビゲーションシステム。
ヘビのような動きをする様々なロボット。
ワラビーの体温を下げる行動に似た体温調節システム。
ヤモリと同じように壁を垂直に上るロボット。
水をはじくチョウの羽と同じような構造の防水素材。
暗闇でも魚の位置を正確にとらえるアザラシの能力と同様の自動運転車。
船が水中を効率よく進むためにサメ肌をヒントに開発された技術。
音を立てずに飛ぶフクロウの羽の構造を模倣した静音扇風機。

案内役は動物をこよなく愛するロバート少年と科学オタク少女のイザベル。
2人は相棒の人工知能「ジャイルズ」からの指令を受けて、現代のテクノロジーにヒントを与えた生き物を探しにいく。
自然界の仕組みを学び、技術開発に生かすという近年注目の概念「バイオミミクリー」について、フィールド調査や実験、技術者へのインタビューなどを交えて深堀りするのだ。
生命が何十億年もかけて進化しながら様々な課題を解決してきた手法は、私たちの暮らしと社会をより良くするためにどのように役立てることができるのか。
大人から子どもまで学びながら楽しめる新感覚科学エンターテインメント!
(30分・全13話・新シリーズ)

チャンネル
アニマルプラネット
ジャンル
サイエンス
出演者
声の出演:平田広明(人工知能ジャイルズ)

2022年夏、お子さんから大人までぜひ一緒に楽しんでいただきたい、楽しみながら学べる新感覚科学エンターテインメントがアニマルプラネットに登場!


生き物の機能や生態にヒントを得て開発された革新的技術やハイテク機器、発明品を子ども目線で楽しく紹介する新シリーズ『自然に学べ!バイオミミクリー・ラボ』!
動物をこよなく愛するロバート少年と科学オタク少女のイザベルの二人が、相棒の人工知能「ジャイルズ」からの指令を受けて、現代のテクノロジーにヒントを与えた生き物たちを探しにいきます。

<相棒の人工知能「ジャイルズ」の声に平田広明さん>

ー 番組へコメントいただきました ー
なぜ、いままでなかったのだろう...。
科学やテクノロジーを子供たちが学んでいくのですが、全ては自然に帰依するというか、動物や昆虫などの生態や構造からヒントを貰っているということを、色々な実験を通してわかりやすく気付かせてくれる素晴らしい番組でした。
新幹線のパンタグラフがフクロウの羽根の構造を参考にしていることは知っていましたが、自然から何かを学んで、それを科学の発展に取り入れていくことは、とても大事なことではないのかと気づかせてくれる。動植物や昆虫に限らず全ての自然現象、これから先へ進んでゆく人類の参考教科書になるんだということを教えてくれるすごくいい番組だなと思いました。


7月23日(土)スタート!毎週土曜よる7時半から『自然に学べ!バイオミミクリー・ラボ 』ぜひご覧ください!


7月23日(土)よる7時30分「カンガルーオフロード車(二)」

最高水準のオフロード車の設計に、動物の運動能力がどのように利用されているのかを調査する。運動におけるエネルギー節約の原理を理解するためカンガルーの跳躍に注目し、未来的な移動手段であるスバル「SUBA―ROO」に活用された仕組みを発見する。また、潜水艇の潜水能力にどのような生き物の能力が生かされているかを探る。

7月30日(土)よる7時30分 「命を救うヘビ(二)」

体内に方位磁石が備わっているかのように、カメが地球磁場を利用して移動する方法を探る。動物たちのこういった能力はスマートフォンのナビゲーション技術に使われている。またヘビの独特な移動方法はいかにエネルギー効率が良いかを解明。この動きをもとにしたロボットが捜索救助活動や心臓外科手術など人間に役立つ様々な目的で製造されている。

8月6日(土)よる7時30分 「ワラビーと冷却グローブ(二)」
ヤモリが滑らかな垂直面を上る仕組みが超高層ビルの外壁の汚れを取る技術に再現されていることを紹介。またベネットワラビーの気化熱を利用した体温調節について調査。皮膚の下の熱を伝える特殊な静脈を気化熱の作用で冷やすのだが、これがある冷却グローブの開発に一役買っている。体内深部の熱を直接取ることでスポーツ選手の体力回復を早めるというのだ。

8月13日(土)よる7時30分 「チョウと水の関係(二)」
チョウの羽根が乾いた状態を保っている理由を知り、あらゆるものを水から守るための最先端の研究にどう役立てているかに迫る。ほかにもアシカやアザラシなどが視覚ではない方法でほかの魚や物体を感知している仕組みがレーザーによる仮想のヒゲを使って自動運転する車や、レーザー光を照射して周囲のものとの位置関係を検知するなどの開発に役立っている。

8月20日(土)よる7時30分「 サメ皮ボート(二)」
水中をスムーズに進むために重要なサメの皮の謎に迫る。紙やすりのような皮の研究からドイツのある企業が船のコーティングを開発した。これによって抵抗を最小限に抑え、より速く、燃費良く航行できる。また、なぜフクロウが音もたてずに羽ばたくことができるのかを調査する。そして、その仕組みから超低騒音設計のファンが作られた経緯をひも解いていく。

8月27日(土)よる7時30分「トンボスーツ(二)」
ジェット機のパイロットに大きな重力がかかると、血液の循環に支障をきたし視界が失われるブラックアウトを引き起こして非常に危険だ。そして、トンボが液体バリアのおかげで大きな重力に耐えている仕組みから「トンボ」スーツの発想が生まれた。ほかにもワライカワセミの驚異的な視力が、火災の起きやすさなどを空から調べる技術の開発に一役買っている。