【明日への扉】シーサー職人その後 ~ 平和を届ける島の守り神 ~

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『明日への扉』でこれまで紹介した若者の中に、歴史的建造物の復元に挑んだ職人がいる。シーサー職人、新垣優人(あらかき ゆうと)さん。

優人さんの工房が手掛けたのは、首里城の鬼瓦だ。 

およそ450年間栄華を極めた琉球王国。その政治や外交、文化の中心が首里城だった。しかし、2019年10月31日、火災により正殿を含む多くが焼失。首里城は一夜にして失われてしまった。 

首里城の復元は沖縄県民の悲願だ。建築や工芸の匠が結集し、いま「令和の復元」が進められている。

沖縄本島中部・読谷村に、職人になって10年を迎えた優人さんの元を再び訪ねた。

 ここには多くの窯元が集まり、沖縄の言葉で焼き物を意味する「やちむん」が作られている。

 四代続く窯元のやちむん家では、職人たちの個性が光るシーサーが作られている。シーサーは災いや魔物を防ぐ沖縄伝統の守り神とされ、獅子の姿で島の平和を見守っている。

優人さんは父の光雄さんに憧れ、職人の道へ入った。

 「一体一体に魂を込めて作っている。一体一体に費やしている時間で上達が決まると思います」と話す。

親方である父の光雄さんに優人さんの成長を聞いたところ、「この仕事を愛しているんだなと思う」という言葉が返ってきた。

「形が物語ってますよ。言葉にしなくても、形を見れば。形は嘘をつかないから」とも話してくれた。

優人さんの魂を込めたシーサーは、鬼気迫る緊迫感のリアルな造形だ。

こうした複雑な造形を可能にするのが、ろくろや型を使わない「手びねり」という技法。ひも状にした粘土を積み上げ、指先で厚みを1センチほどに整えながら形作る。全体を均一の厚みにしないと割れるため、空洞で作らなければならない。

乾燥すると、さらに積み上げ、それを何度も繰り返す。そこへ粘土を肉付けして爪や筋肉を表現する。

高度な技術なため、手びねりでシーサーを作る職人は少ないという。しかし、手びねりだからこそ、獅子の毛並みや勇ましい表情を作り込むことができる。

首里城の復元は、失敗が許されない大きな仕事。それは、かねてから親子の念願だった。

 しかし、鬼瓦の制作が決まった矢先に父の光雄さんが倒れ、手足の自由が失われた。光雄さんは制作を断念し、優人さんに全てを託した。

 父のいない工房を守った優人さん。

首里城復元に込めた想い、そして父との約束とは?

続きは、ディスカバリーチャンネル放送から。

~at home presents明日への扉~

ディスカバリーチャンネルにて毎月第3木曜日 19:30~20:00、再放送は翌々週の日曜日 08:30~09:00に放送中

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Text by Discovery編集部

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