11．22．63【吹替】

ケネディ暗殺阻止という重圧に耐えきれなくなったジェイクは、自分で出来る範囲の歴史を変えようとする。それはある殺人事件を阻止することだった。教え子ハリー・ダニングから1960年にハリーの父親フランクが彼の家族を殺害する話を聞いていたことから、ジェイクはフランクを監視し、事件当日の夜ダニング家に侵入しようとする。

意外な協力者となったビル･ターコットとともに、ダラス近郊の小さな町にやって来たジェイクは、教師の職に就き生活を始める。そこで司書のセイディ･ダンヒルと出会い、２人は惹かれ合う。一方、夜は暗殺者の可能性があるリー･ハーヴェイ･オズワルドを監視するという二重生活を送る。オズワルドを追跡するうちに、ジェイクはＪＦＫ暗殺にはオズワルドを裏で操る黒幕がいるのではないかと気づく。

何をするかわからないリー･ハーヴェイ･オズワルドをめぐる新たな秘密が明らかになり、徐々に暗雲が立ち込める。ジェイクとセイディの関係が深まっていく中、オズワルドが関わる陰謀も深まっていく。一方ビルは、オズワルドのDVに悩む妻マリーナに接近する。

ジェイクが、教師とオズワルドを監視するという二重生活に奮闘する中、すべてが崩壊し始める。ウォーカー少将射殺未遂事件でオズワルドの単独犯でないことがわかれば、ＪＦＫ暗殺の黒幕が判明する。ジェイクとビルはその瞬間を捉えようと画策していたが、セイディの命が脅かされ、ジェイクはやむを得ずオズワルドの監視をビル１人に任せるという最悪の決断をする。

JFK 暗殺の日は刻々と迫っていた。オズワルドの誕生パーティーの様子を盗聴するジェイクは、そこにビルが招かれていることを知る。ケネディへの脅威を阻止するため、ジェイクは思い切った手段を取るが…。

終焉が近づいている…。だがジェイクは任務を遂行できる状態ではない。セイディが事態を収拾しようと躍起になるが、ジェイク以上に彼の使命について知る者はいない。ケネディは、依然として暗殺という衝撃の日へと向かっている。ジェイクは、自分が変えてきた過去の出来事は、大きな歴史の流れを変えるには十分ではなかったのかもしれないと思う。1963年11月22日へのカウントダウンが始まる。

シーズン･フィナーレ。ケネディを救おうとするジェイクを、“過去”はありとあらゆる方法で阻止しようとする。ジェイクの失敗は、彼自身と身近な人々の死を意味するかもしれない。たとえ成功したとしても、新たに創られる世界では、今まで知っていたことのすべてを失ってしまうかもしれない。正しいことを実行した時の本当の代償とは、何なのだろうか？