鉄の王　キム・スロ　＜ノーカット字幕版＞

子供を亡くしたと信じたチョンギョンは、自分が産んだ子が王になるという運命を信じ、その使命を果たすべく、天君イビガの求婚を受け入れる。チョンギョンはイジンアシを出産し、死んだと思っていた子はチョバンの息子、スロとして成長する。スロは、生前に仕えた者達が、一緒に埋葬されるのを見て悲しみに暮れ、死にたくないと訴える子供の手を握って逃げ出す。

ヨイと共に蘇塗に逃げだしたスロ。心配するヨイは、スロにどうなるのかと尋ねると、ここは罪人が入っても決して捕まえられない場所だから心配するな、とスロは答える。
スロとヨイが蘇塗にいることを知ったテガンとイビガ。
彼らはそれぞれ家来を率いて蘇塗へと向かった。

チョバンは捕らえられたスロを助けるべく、テガンに許しを請い跪く。
テガンはチョバンに神鬼村の冶鉄場を作りたいので製鉄炉の設計図を貸して欲しいと頼むが…。チョバンは悩んだ末、設計図をテガンに渡し、スロは解放される。製鉄炉作りを任されたタレは喜んで作業に向かう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　チョンギョンと彼女が産んだ子供に関する真実を知ったテガンは、チョバンを訪ね、すべてを伏せておく変わりに自分の配下になるよう持ちかける。

チョバンは、天君イビガに、スロはチョンギョンの子だという真実を語る。戸惑うイビガではあったが、神の啓二を思い出し悩み始める。テガンとタレは、製鉄所を作るためには、手段を選ばない。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しかし、タレのそんな様子を気の毒に思ったアジンウィソンは、天賦の才能を持つ　鍛冶職人イルソの話をし、　タレは彼を探し求めて百済へと旅立つ。

チョバンは刺客に暗殺される前、スロが実の息子ではないこと、スロが持っていた青銅の首飾りのありかを教える。負傷したドチは、イビガとチョンギョンにイジンアシが襲われたことを知らせる。イジンアシとアヒョはフクピョらと激しい戦いを繰り広げるが、崖から転落してしまう。

時が近づいたと思ったチョンギョンはイジンアシを王に推挙しようとする。それに危機を感じたテガンは鉄鉱石の供給をストップさせ、イビガに圧力をかける。悩んだイビガは、チョンギョンが産んだ神託を受けた子供はキム・スロであることを告白するが、たまたまその声をヘレが聞いてしまう。

スロのアジトを急襲し、黄漆液を見つけたイジンアシはスロを捕らえる。天君団は黄漆液を盗んだ真犯人を見つけ、スロの無実を証明し、イジンアシは民衆の前でひざまずき、自分の過ちを認める。神託に書かれた文章を見たチョンギョンは、イジンアシがクヤ国の王になることを確信し、ファンオクとイジンアシの婚姻を急ぐ。

ヘレはタレに誘拐され、脅迫の末、神託を受けたのはキム・スロだと言う。
鍛冶技術の競技大会が行われることになり、イジンアシの前にキム・スロが現れ対決を挑む。イジンアシはキム・スロの挑戦を受け入れる。

ヘレはタレに神託を受けたのはスロであることを告げると、テガンはスロを退治し、神託を口実に内戦を起こそうとする。スロとトゥクソンはヘレを救出するが、背中に矢を受けたヘレは意識を失ってしまう。イビガがチョンギョンに、スロが神託を受けた子供であることを告げようとした瞬間、イジンアシがやってくる。

タレはチョンギョンを訪ね、テガンが逆謀を企てていることを告げ、チョン・ゴンビは天君団を起こそうとする。ファンオクとトゥクソンは船に乗って去り、スロはクヤ国に残る。スロとイジンアシは、イビガの家を取り囲むテガンの兵士たちと戦って逃亡し、タレは船を用意してスロと会おうとする。

スロはタレの罠にはまり、奴隷として引きずり込まれ、チョンギョンとイジンアシはテガンを避けて山奥に逃げる。テガンはクヤ国の新法令を発布し、制圧する。スロを見たと聞いたアヒョは、アロの反対を押し切ってスロを探しに行く。チョンギョンは逃走中に腕の傷で倒れ、スロは造船所で偶然会った仲間たちと脱出を試みる。